赤倉山荘ご案内
第4回 慶應赤倉アカデミー
第4回 KAAを振り返って…
赤倉山荘運営委員長 渡辺 真純(64回生)
去る10月3、4日に第4回慶應赤倉アカデミー(KAA)が開催された。
KAAは塾員の教員を講師として赤倉山荘に招き、医学部塾生、若手卒業生の啓蒙を図るアカデミーである。
本年度は泌尿器科、大家基嗣教授(65回)にメインスピーカーをお願いし、同教室の菊地栄次講師(73回)ほか6名の若手医師が参加された。医学部、看護医療学部から33名の学生、さらに今回は三四会女性支援室との共同企画ということで三四会から女性支援室長の菅沼安嬉子副会長をはじめ5名のOG、渡辺真純、楊浩勇、秋根良英の赤倉山荘運営委員などが参加した。
一行は比企会長のお見送りを受け北里図書館前をバスで出発し秋まっただ中の赤倉山荘へと向かった。車内では様々なゲームやコンテストが行われ講師を含む一同の団結が強まったところで山荘に到着した。山荘自慢の温泉、夕食を堪能した後にアカデミーが開催された。
学生委員が設定した今回のアカデミーのテーマは「人生・医療のターニングポイント」であり、大家教授、菅沼副会長から自身のキャリアパスに沿ってターニングポイントに関する大変興味深いレクチャーが行われた。また、女性支援室が医学部学生に行ったライフワークバランスに関するアンケート結果が披露され、それに基づく学生間の真剣な討論が行われた。さらに菊地講師コーディネートのもと泌尿器系内視鏡治療のトレーニングキットが準備され、全学生参加によるゲーム形式のコンテストが行われた。また、現地では昨年度学生代表の庄司君(現臨床研修医)ら3名のOBが飛び入り参加して会を大いに盛り上げた。その後は学生とOB・OGとのフリートークが未明まで続いた。
翌朝は寝不足気味の一同であったが、4チームに分かれ恒例のドッチボール大会を開催した。看護医療学部生の真剣なプレイが光った。山荘前の広場で管理人さん夫妻を囲んでの表彰式、閉会式が行われ名残惜しい雰囲気の中、信濃町への帰路についた。
昨年度より三四会側運営委員と学生委員が一体となりKAAが企画・運営されるようになった。今年度学生代表の三島君をはじめ王子君、鈴木君、溝田君(以上6年生)、渡辺君(5年生)らの積極的な活動に敬意を表したい。
三島学生委員代表(談)
「3月に人生のターニングポイントという題をお願いした際、1人の医学部生であった大家先生がどのような過程を経て泌尿器科の教授になられたのかということに大変興味を持つと共に私達学生にどのようなプレゼンテーションをしてくださるのか大変楽しみにしていました。当日の赤倉アカデミーでは、先生の「学生時代は宴会部長だったんだよ。」の言葉通り、常に引き込まれるスライド上のコメント、そしてそれに絶妙な味わいを付加する先生のアドリブが素晴らしく、学生は時間を忘れて皆釘づけだったのが印象的でした。先生にとってのターニングポイントはその一つずつが常に前向きな選択によって構成されていたこと、プレゼンテーションの中に先生がこれまでの経験から得られた人生におけるTipsを数多く散りばめておられ、目から鱗な情報の多さに感動しっぱなしでした。この場を借りて感謝の意を表したいと思います。本当にありがとうございました。」